大和建設株式会社

日々のこと
2026.09.11

家づくりで以外と大切。コンセント計画の考え方!

家づくりでは、間取りやキッチン、収納、内装など、目に見える部分に目が向きがちです。一方で、暮らし始めてから「ここにもコンセントがあればよかった」「家具を置いたらコンセントが使えなくなってしまった」と気づくことが多いのが、コンセントの位置や数。毎日の生活の中で何気なく使っているものだからこそ、家づくりの段階でしっかりと考えておきたいポイントのひとつです。

今回のコラムでは、新築住宅で “コンセントを計画するときに知っておきたいポイント”をご紹介します。

1|「何個必要?」よりも「どこで何を使う?」から考える

コンセントを考えるとき、「何個あれば足りる?」と数から考えてしまいがちですが、大切なのは、実際に暮らしをイメージすること。「ここでは何を使うかな?」と考えていくと、必要な場所が自然と見えてきます。

例えば・・・

リビング」→ スマホの充電や掃除機、季節によって使用する扇風機

ダイニング」→ ホットプレート、PCやスマホの充電

キッチン」→ トースター、電気ケトル、コーヒーメーカー

洗面所」→ ドライヤーやヘアアイロン、電動歯ブラシ、ヒーター

収納」→ 充電式の電化製品

このように、今の暮らしで使っているものを一度書き出してみると、コンセントを考えるときのヒントになります。

2|コンセントは「高さ」も大切!

コンセントは、数や位置だけでなく「高さ」も大切なポイント!

家具の高さや使う家電によって、使いやすさや高さは変わります。例えば、掃除機を繋ぐ場所と、パソコンを使う場所では、使いやすい高さが異なります。掃除機用、テレビ周辺、キッチン、洗面など、使い方に合わせて高さを考えてみましょう。

《 高さを決める時のポイント! 》

・家具や扉で隠れる位置を避ける

・どんな姿勢で使用するかを考えよう

・子どもと一緒に使える高さに設定

3|リビングは「家電を置いた後」まで考えて

リビングのコンセントで気を付けたいのが、家具との位置関係です。図面上では使いやすそうな場所でも、実際にソファーやテレビボードを置いてみると、コンセントが家具の裏に隠れてしまうことがあります。

ソファーの近くならスマホの充電や掃除機、テレビ周辺ならプロジェクターやゲーム機など、そこで使うものをイメージして最初に位置を決めておくことが大切です。また、ダイニングテーブルの近くにもコンセントがあると、ホットプレートやパソコンなどを使うときに便利です。「家具をどこに置くか」まで考えながらコンセントの位置を決めることで、暮らし始めてからの使いやすさが変わってきます。

4|家電が多いキッチンは、少し先の暮らしまで考える

キッチンは、家の中でも特にコンセントを使う場所です。電子レンジ、炊飯器、トースター、電気ケトルなど、毎日使う家電だけでもたくさんあります。さらに、コーヒーメーカーやミキサー、ホットプレートなど、家庭によって使う家電はさまざま。そのため、「今使っている家電」だけでなく、「これから増えるかもしれない家電」まで考えておくと安心です。

また、キッチンのコンセントは、家電を置く場所と合わせて考えることも大切です。背面収納に家電を並べるなら、それぞれの家電をどこに置くかをイメージしながら計画します。家電のコードが届かない、コンセントが隠れてしまう、といったことを防ぐためにも、キッチンの使い方を具体的に想像してみましょう。

「冷蔵庫や電子レンジなどワット数が大きな家電を置くときは、その家電の専用回路のコンセントを設置しておくと安心です。」

5|意外と忘れやすい「洗面所・収納」もチェック

コンセントというと、リビングやキッチンを優先して考えがちですが、洗面所や収納も忘れたくない場所です。洗面所では、ドライヤーやヘアアイロン、電動歯ブラシなど、毎日使うものが意外と多くあります。また、収納スペースにも、掃除機や除湿器、扇風機などを使うことがあります。

「収納だからコンセントはいらない」と決めてしまうのではなく、そこに何を収納するか、どんな使い方をするのかまで考えておくと、より暮らしやすい住まいになります。

6|今だけでなく、これからの暮らしも想像して

家づくりでは、今の暮らしだけでなく、少し先の暮らしを想像してみることも大切です。例えば、在宅ワークをするようになったり、子どもの成長に合わせて家電が増えたり、ロボット掃除機を使うようになったり。今は必要ないと思っている場所でも、将来的にコンセントがあると便利になることがあります。

すべてを予測することは難しいからこそ、「この場所では将来どんな使い方をするか?」と家族で話してみるのもおすすめです。

7|さいごに

コンセントは、暮らしの中で決して目立つ存在ではありません。でも、毎日の生活の中で何度も使うからこそ、位置や数によって暮らしやすさが大きく変わります。「何個つけるか」だけではなく、「どこで、何を使うか」「家具を置いたらどうなるか」「これからどんな暮らしをしていくのか」。実際の暮らしをイメージしながら考えていくことが、後悔しないコンセント計画につながります。家づくりの際は、間取りやデザインだけでなく、毎日の暮らしを支えてくれるコンセントにもぜひ目を向けてみてください。

執筆者|natsumi

岡山県倉敷市で注文住宅・リノベーションを手がける大和建設スタッフ。

土地探しから設計、申請、施工までの実務をもとに解説します。

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