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建築のこと
2025.08.30

長期優良・ZEH・GX志向型住宅の違いは?3つの基本を比較!

更新日 2025.08.30

家は一度建てたら、ずっと長く暮らす大切な場所です。だからこそ、デザインや間取りはもちろん、性能選びは欠かせないですよね。今回のコラムでは、長期優良住宅、ZEH住宅、GX志向型住宅、これら3つの住宅性能の特徴をご紹介いたします。今だけでなく、未来を見据えた家づくりを一緒に考えてみましょう。

1|「長期優良住宅」で長く快適な暮らしを

長期優良住宅は、2009年に国によって制定された制度です。「良い住宅を建てて、きちんと手入れし、長く住む」ことを促進するための基準です。当時、日本の住宅の平均寿命は30年と言われていました。このことから、より長く安心して暮らせるようにと制定されました。

●長期優良住宅:認定の主な基準

 ・耐震性:耐震等級2以上(※1)

 ・「劣化対策」:構造躯体(建物の骨組み部分)の寿命が75~90年以上

 ・「省エネ性」:断熱等性能等級5以上(※2)

その他にも、配管や設備等を交換しやすい設計、地域の良好な住環境を守るなどの基準があります。

(※1)耐震等級‥建物の地震への強さを3段階で評価されます。(最高等級は3です。)

(※2)断熱等性能等級‥住宅の断熱性能を7段階で評価されます。(最高等級は7です。)

●長期優良住宅のメリットとは?

 住宅ローン控除の優遇(期間延長・控除額増)

 ・固定資産税の軽減(新築後5年→7年)

 ・フラット35(固定金利の長期住宅ローン)の金利引下げ

 ・資産価値が長持ちする

2|省エネに配慮した「ZEH住宅」とは?

ZEH(ゼッチ)とは、(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略です。ガスや電気といった一次エネルギーの消費量を、年間ゼロに近づけることが目的です。そのために、高断熱・高効率の設備に加えて、再生可能エネルギー(※3)を取り入れます。

 (※3)再生可能エネルギー‥太陽光や風力、地熱などの自然由来で再利用可能なエネルギーのこと

●ZEH住宅:認定の主な達成条件

 ・「断熱性能」:断熱等性能等級6以上

 ・「高効率設備」:高性能エアコン、エコキュートなどの設備を取り入れる

 ・「一次エネルギー消費量」:再生可能エネルギーを除いて20%以上の消費量を削減

 ・「創エネルギー」:発電量と消費量を相殺して、ゼロ以上にする

●ZEH住宅のメリットとは?

 ・年間数万円から光熱費が削減される

 ・室温が安定し快適に過ごすことが可能になる

 ・国や自治体の補助金の対象になりやすい

 ・CO2の排出を抑えて自然環境の保護に貢献することができる

3|最新の設備を備えた「GX志向型住宅」

GXとは、グリーントランスフォーメーションの略です。脱炭素社会(※4)への移行を促進するために制定されました。GX志向型住宅は、ZEHを上回る省エネ性能や設備を備えています。国が目指す2050年カーボンニュートラル(※5)の実現へ向けた、将来の“省エネ義務化”にも対応できる住宅性能です。

(※4)脱炭素社会‥CO2排出を実質ゼロにする社会

(※5)カーボンニュートラル‥地球の温度を高める温室効果ガスを、吸収または排除することにより、温室効果ガスの排出を実質ゼロにすること

●GX志向型住宅:主な達成条件

 ・「高断熱性能」:断熱等性能等級6以上、高断熱窓や冷暖房効率を向上させるための壁材を使用する

 ・「再生可能エネルギーの導入」:太陽光発電システムや蓄電池の設備など

 ・「HEMS」:家庭のエネルギー消費量を“見える化”して管理するためのシステム「HEMS」を導入する

 ・「省エネ設備」:省エネ型の給湯器、高性能エアコンなどを取り入れる

●GX志向型住宅のメリットとは?

 ・エネルギーの自給率が高まる

 ・国や自治体の補助金の対象になりやすい

 ・電気料金の変動を防ぐことができる

 ・停電などの緊急時に生活の維持が可能になる

4|3つの住宅性能の選び方と注意点!

●「長く安心して住みたい」→ 長期優良住宅がおすすめ!

●「光熱費を抑えて環境にも配慮したい」→ ZEH住宅がおすすめ!

●「将来の環境規制やエネルギー高騰の対策をしたい」→ GX志向型住宅がおすすめ!

知っておきたい注意ポイント

・長期優良住宅の認定を維持するには、10年に1度の点検とその費用が必要。

・ZEH住宅は、光熱費が削減する反面、初期投資が必要で立地条件に左右されやすい。

・GX志向型住宅は、最新のシステム導入に費用が掛かる。

断熱材や高効率の設備導入に必要なコストを見込んで、予算を確保しておくことが大切です。

 将来のメンテナンス費用等も、少し意識して検討してみると良いかもしれません。

5|まとめ

今回のコラムでは、長期優良住宅・ZEH住宅・GX志向型住宅の3種類の住宅性能を比較してみました。みなさんの気になる性能は見つかりましたか?ポイントは優れた性能を導入することではなく、暮らし方の希望に合った性能を取り入れることです。どの性能を取り入れても、家族が長く心地よく住める家づくりが大切ですね。

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