大和建設株式会社

建築のこと
2024.07.20

ナチュラル好きが選ぶ「塗り壁」

外壁は家の印象を大きく左右する要素の1つです。

取り入れる材料や色の組み合わせにより、様々なバリエーションが可能です。

今回のコラムでは、特に人気の高い「塗り壁」について紹介させていただきます。

 

< 目 次 >

 1 | 塗 り 壁 と は ?

 2 | 外 壁 を 塗 り 壁 に す る メ リ ッ ト

 3 | 外 壁 を 塗 り 壁 に す る デ メ リ ッ ト 

 4 | 人 気 の カ ラ ー

 5 | ま と め

 

 

1 | 塗 り 壁 と は ?


 

ナチュラルな風合いが特徴の塗り壁ですが、もともとは日本家屋など、和風の家に多く使用されてきました。塗り壁の壁材は、土や漆喰などの自然素材から作られています。

外壁を塗り壁にする場合は、下地などを何層にも重ね、最後に上塗りで表面を仕上げていきます。また、塗り壁には、土壁、砂壁、漆喰壁、珪藻土壁、モルタルなど様々な種類があります。

 

 

2 | 外 壁 を 塗 り 壁 に す る メ リ ッ ト


〇耐火性や防火性に優れている

昔から使用され続けてきた塗り壁ですが、その理由の1つとして、火に強いという特徴があります。

土や砂は燃えないという性質を持っていますが、塗り壁の壁材は、それらを原材料として作られてます。そのため耐火性や防火性に非常に優れています。また、時代とともに化学物質を含まない、自然素材で作られた壁材が多く取り入れられているため、環境にも優しく安全に使用することが可能です。

 

〇継ぎ目がなくスッキリ見える

塗り壁は、壁材による外壁の継ぎ目がありません。

例えは、サイディングやタイルを取り入れた外壁にする場合は、決まった大きさの壁材を繋ぎ合わせて施工するため、その部分に線が入っているような仕上がりになります。外壁の継ぎ目が気になる方や、よりスッキリとした印象の家に仕上げたい方には、特に塗り壁がおすすめです。

 

〇豊富なバリエーション

塗り壁は色のパターンや塗り方を自由に組み合わせることが可能です。

塗材に混ざっている原材料の種類によって、表面が滑らかなものや、凹凸があるものなど様々な仕上がりになります。中でもジョリパットは180を超えるカラーバリエーションがあり、表面の仕上げ方との組み合わせにより、オリジナルの外壁を造ることが可能です。

 

3 | 外 壁 を 塗 り 壁 に す る デ メ リ ッ ト


〇職人の技術が必要

塗り壁は左官職人が手作業で完成させます。

サイディングやタイルなどの壁材を貼り合わせる作業に比べると、塗り壁は職人の技術が仕上がりに大きく影響しやすいです。しかし、手作業ならではの温かみのある雰囲気や、好みの仕上がりを実現することもできます。

 

〇サイディングなどに比べて工期が長い

塗り壁は下塗りから上塗りまで何層にも塗材を重ねて仕上げます。

壁材を塗った後も乾かす期間が必要になります。塗って乾かす作業を繰り返し行う必要があるため、あらかじめ施工期間に余裕を持って計画を練ることが大切です。

 

〇ひび割れや汚れのメンテナンス

塗り壁は他の壁材に比べると、伸縮性があまり無いため、乾燥によるひび割れがしやすくなります。また、表面に凹凸があるため、汚れが付着しやすくなります。高圧洗浄機などで汚れを落とすことのできる塗材もありますが、場所によっては自分自身で手入れをすることが難しい場合もあります。汚れが気になる方は、汚れの目立ちにくいカラーを外壁に選ぶことや、定期的に掃除などのメンテナンスをすることが必要です。

 

4 | 人 気 の カ ラ ー


様々な種類が存在する塗り壁ですが、その中でも特に人気の高い壁材の1つにジョリパットがあります。

ジョリパットは豊富なカラーバリエーションに加えて、汚れにも強く、色褪せが極めて少ないのも特徴です。

実際の例を取り上げながら、ジョリパットの人気色について見ていきたいと思います。

 

 

〇ブラウン・チャコール系

(写真:AICA ジョリパットカラー T6010)

茶系の塗り壁を外壁に取り入れると、和と洋どちらのイメージにも合わせやすい落ち着きのある雰囲気になります。

ブラウンやチャコール系のカラーは、木のナチュラルな色味にも馴染みやすいのが特徴です。また、雨や埃などによる汚れが目立ちにくい色味でもあります。

 

 

〇ベージュ・オフホワイト系

(写真:AICA ジョリパットカラー T3023)

やわらかで優しい雰囲気の家に仕上がるのが、ベージュや白などのナチュラルカラーです。

庭や植栽の緑とも非常に相性が良いです。茶系のカラーと同様に和洋どちらにも取り入れやすい色味です。濃い色味に比べると、明るい色味の建具との相性が良く、より自然の雰囲気に溶け込む家になります。

 

 

〇ブルー系

(写真:AICA ジョリパットカラー T5701 青鈍)

カジュアルな雰囲気に合わせやすいのがブルー系の外壁です。

洋風の家に取り入れやすいカラーです。特に男性からの人気が高くかっこいいイメージの外観に仕上がります。鮮やかなカラーですが、意外と木のナチュラルな色味にも合います。屋根やサッシのカラーとの組み合わせを考えることで、更にお洒落な雰囲気になります。

 

 

〇淡いパステルカラー系

(写真:AICA ジョリパットカラー T3039)

淡いパステルカラーはブルー系の外観と同様に、洋風のイメージによく合います。

一見するとパステルカラーの外観は、選ぶのが難しいイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、木の優しい色味との相性が非常に良いので、可愛らしさと個性を持ち合わせた雰囲気の外観に仕上がります。実際に淡いパステルカラーの外観を見てみると、周囲の自然にも溶け込んでいてパステルブルーは青空とのコントラストがとても綺麗です。

 

 

5 | ま と め


外壁は選ぶ材料や色によって、その家の印象が大きく変わります。

家を建てる際に、外壁選びは楽しい工程の1つでもあります。種類も豊富なので、実際の仕上がりをイメージしながら素材や色を選ぶことが大切です。羽島のアトリエでは、お気に入りの外壁を見つけるお手伝いもさせていたきますので、いつでもお気軽にご相談ください。

 

 

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