大和建設株式会社

建築のこと
2024.06.21

愛犬・愛猫と暮らす家づくりとは?

ペットがいる方やこれからペットを飼おうと思っている方など、住まいを建てる際にペットと暮らす空間も大事にしたいですよね。しかし、実際ペットと生活するにはどういうポイントに気をつければより快適な生活が送れるのか分からないという方も多いと思います。そこで今回は、愛犬・愛猫と快適な生活を送るためのポイントを紹介していきます。

< 目 次 >

1 | 愛 犬 と 快 適 に 暮 ら す ポ イ ン ト

2 | 愛 猫 と 快 適 に 暮 ら す ポ イ ン ト

3 | ペ ッ ト と 暮 ら す 工 夫 実 例 集

4 | ま と め

1 |愛 犬 と 快 適 に 暮 ら す ポ イ ン ト


○ ペットコーナーを設ける

ペットも人と同じようにリラックスできるプライベート空間が必要です。そのためペットスペースを設けてあげるとストレスなくワンちゃんが快適に過ごすことができます。ワンちゃんの場合、暗くて人目につかないこもった空間を好む傾向にあります。ペットスペースのおすすめの場所として、ヌックのような隠れ家スペースを設けてあげるとストレスなく快適に過ごすことができます。ワンちゃんはとてもさみしがり屋な性格のため、家族がいるリビングなどにスペースを設けてあげましょう。また、大きな音はワンちゃんにとってストレスの原因になります。テレビなどの音が鳴る場所から離れた場所に設けると良いでしょう。

○ 玄関から近い場所に洗い場を設ける

ワンちゃんがいる家庭にお散歩は必須です。お散歩に行った後、足を洗ったりするために遠い位置にある浴室や洗面室に行くのは大変に思う方も多いと思います。そのためワンちゃんの足などを洗う場所を玄関の近くに設けると、ワンちゃんを抱きかかえて浴室に行く手間が省けます。玄関の近くに洗い場を設けたり浴室が近い間取りを考えるのはとてもおすすめです。

○ 滑りにくい床材を選ぶ

通常のフローリングはよく滑るため、爪を立てて走るワンちゃんは脱臼や椎間板ヘルニアなどになる可能性が非常に高くなります。そのため床材は滑りにくくクッション性のある床がおすすめです。負担がかからない床材として無垢材のフローリングはとてもおすすめです。特に杉はやわらかく弾力性があるので、ペットの足腰への負担も軽減されます。そして、爪痕などの傷がついた場合でも無垢材だとやすりで削って目立ちにくくすることが可能です。合板のフローリングは、表面が硬くワンちゃんの腰に負担がかかるためあまりおすすめはしません。また、傷が付くと表面が剝がれてしまうため傷が目立ってしまいます。しかし、すべての床を無垢材にするとその分予算も高くなります。そのため、ペットが主にいるお部屋は無垢材を使用し、ペットが入らないお部屋は合板フローリングにするなど少し工夫をするだけで予算を抑えることもできます。無垢材の他には、クッション材やコルク材等の床も非常におすすめです。

○走り回れる空間を考える

ワンちゃんにとって自由に走れない間取りはストレスがかかります。そのため、なるべく間取りはシンプルにし、扉も必要な部分のみ設置したり壁やドアに犬用のペットドアを設置するとワンちゃんの回遊動線の妨げにならず、自由に走り回る事ができます。また、お庭がある住まいでは、庭をフェンス等で囲んであげるとドッグランとしても活用ができ、とてもおすすめです。

2 |愛 猫 と 快 適 に 暮 ら す ポ イ ン ト


○キャットウォークを設けてストレスフリーに

猫はお散歩の習慣がないため、室内で過ごす時間が犬に比べて長いです。散歩をしない分運動不足になりやすいので、適度な運動が必要になってきます。その際にお部屋の中を自由に動き回れるようにキャットウォークを設けてあげると運動不足解消にもなり、快適に猫ちゃんが過ごすことができます。キャットウォークでは、移動するためのブロックの他に、休憩ができるような場所も設けてあげるとより良いでしょう。

○日向ぼっこスペースでのびのび

猫は日向ぼっこが大好きな動物です。日向ぼっこをするとストレスの解消になったり、殺菌効果や除湿効果があるなどたくさんのメリットがあります。そのため、日向ぼっこができるスペースは優先して考えた方が良いでしょう。また、窓付近にキャットウォーク等を設けて休憩スペースを陽が当たる場所に設けるなどするとおすすめです。ただし、窓付近に日向ぼっこスペースを設ける場合は、脱走などの危険性があるため注意が必要です。

○トイレスペースを設ける

猫は匂いに敏感でとても綺麗好きです。そのため、トイレスペースは常に清潔感を保てる空間にする必要があります。床や壁には消臭効果のある掃除しやすい素材を使うと良いです。また、猫はトイレをする際に人目を気にする傾向にあります。人目のある場所にトイレを設置すると視線を感じてしまいストレスの元になることも。トイレは人目のつかない場所に設置して、飼っているネコの数+1台を目安に設置してあげるとより良いでしょう。

○爪とぎスペースを設ける

ネコちゃんは爪をとぐ習性があります。これをしないとストレスが溜まってしまいますが、壁や床などで爪をとがれてしまうとせっかくの新しいおうちが傷だらけになってしまいます。そのため、爪をとぐ専用の壁を設けたり、爪とぎシートを貼ったスペースを設けてあげると傷だらけを防ぐことができます。

3.ペ ッ ト と 暮 ら す 工 夫 事 例 集


○愛犬と暮らすお住まい

こちらのお住まいは、リビングに隣接したタイル張りのお部屋をワンちゃん専用のスペースに。また、お庭は無垢材を張り、壁を立ち上げることでドックランとしても活用できるお庭です。

こちらのお住まいは、広い玄関土間を設け、引き込み戸を開けると壁に囲まれたお庭へと繋がっています。お庭に洗い場を設けることで、遊んだ後に足の汚れなどを洗い流すことができます。

○愛猫と暮らすお住まい

こちらのお住まいは、愛猫のキャットウォークを設け、その先には部屋を行き来できる猫ちゃん専用出入口を設けました。キャットウォークをシースルーにすることで下からも愛猫を見ることができる住まいになっています。

こちらの住まいは、愛猫2匹とオーナーさま家族が暮らすお住まいです。窓側にキャットウォークと日向ぼっこスペースを設けました。テラコッタカラーのタイル部分は愛猫のスペースとなっています。

4. ま と め


このように愛犬・愛猫と快適に暮らすためには様々な工夫ができます。一緒に暮らす住まいだからこそ、お互いに快適な空間にすることが大切です。本日から開催する完成見学会も2匹の愛猫と暮らすオーナーさま家族のお住まいとなっております。是非この機会に参考にしていただければ幸いです。

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