大和建設株式会社

建築のこと
2025.03.01

フリースペースを活用しよう!書斎やロフトのある家づくり

更新日 2025.03.01

[ 木に包まれた落ち着く書斎 ]

最近では、フリースペースを取り入れた住まいを希望される方も多いのではないでしょうか。

フリースペースは、用途を限定することなく空間を活用することが可能になります。

今回のコラムでは、様々な種類のフリースペースと、間取りに取り入れる際のポイントについて見ていきたいと思います。

住まいに設けるフリースペースとは?

フリースペースは、名前の通り家族みんなが自由に利用するための空間です。

キッチンや寝室など用途がはっきりと決まった空間とは異なり、スペースの用途を1つに絞りません。住む人の誰もが利用したい時に、いつでも出入りできるようなスペースを指します。

[ 解放的な吹き抜けのフリースペース ]

様々な種類のフリースペースのご紹介

〇ワークスペース

自宅で仕事をする際に、作業スペースとしてワークスペースを設けると非常に便利でおススメです。

特に、リモートワークやオンライン会議を行う場合などは、家族や周囲の音を気にすることなく、仕事に集中することができます。あらかじめパソコンを置くスペースや、使い勝手の良さを考慮することも大切ではないでしょうか。また、仕事で使用する道具などの収納を、ワークスペースに設けると、更に作業効率が上がります。お仕事だけではなく、お子さまの勉強スペースにもぴったりですよ。

[ 造作棚のあるワークスペース ]

〇ヌック

最近では、ヌックスペースやヌック席など、「ヌック」という言葉をよく耳にする方も多いのではないでしょうか。ヌックとは、こぢんまりとした居心地の良い空間のことを言います。壁の一部分をくりよ抜いた様な空間や、少人数がこもって寛ぐことができる小さなスペースです。秘密基地のような空間は、お子さまにも人気があります。階段下などをヌックにすると空間を有効活用することが可能でお勧めですよ。

〇書斎

読書が趣味の方や勉強をすることの多い方にぴったりのスペースです。

書斎は本棚や広々としたテーブルが設けてあり、静かで落ち着いた雰囲気があります。また、防音性を高めることで、読書などの趣味に没頭することのできる空間となります。また、棚を多く設置すれば本などの保管スペースとなります。読書を中断してもそのままの状態で本を置いておくことができるので、直ぐにまた再開することができ便利ですよ。また、リビングの一部や廊下の一部の空間にテーブルを置いて書斎にすることも可能です。

[ 吹き抜けの畳スペース ]

〇畳スペース

畳にはクッション性があるため、床に座ったり寝転がって過ごすのにぴったりです。フローリングよりも、足元が温かいため、長時間リラックスできる空間です。また、リビングの一部を小上がりにすることで、お子様の遊び場やお昼寝スペースとしても活用できますよ。家に和の雰囲気を取り入れたい方にもお勧めのフリースペースです。

〇ロフトを趣味スペースに

天井が高い家のリビングなどにロフトスペースを設けることも可能です。リビングに居る家族の様子を感じながら、フリースペースで過ごすことができますよ。また、お子さまのおもちゃや絵本などの収納に困ることもありますよね。そういった場合に、おもちゃをまとめて置くようにすることも出来ます。お子さまが遊んだ後に片付けもしやすくなるのでとてもお勧めです。

[ リビングを眺めるロフトの趣味スペース ]

間取りの注目ポイントについて

〇デッドスペースを有効活用する

構造や設備の関係などもあり、有効に活用することが難しい空間のことをデッドスペースと言います。特に、階段下の空間はデッドスペースになる場合が、多いのではないでしょうか。階段下の空いたスペースを階段下収納として利用することもありますよね。その他にも、このような小さなスペースにヌックを設けて、趣味スペースにするなどの活用方法も有効ですよ。

〇様々な用途での利用をイメージする

フリースペースは、キッチンやお風呂のように、空間を利用する際の用途が1つに限定されていません。その為、あえてフリースペースを設ける必要性を、あまり感じないと思う方もいるのではないでしょうか。しかし、普段の何気ない生活をイメージしてみてください。家族と暮らしながら、読書など自分の趣味時間を大切にしたい時や、自宅で集中して家事や仕事を進めたいと思う瞬間もありますよね。必要な時に、便利にフリースペースを利用するためには、そういった用途をイメージしてリストアップしてみることも大切です。

[ 自然光に包まれる畳スペース ]

〇生活の動線を想像する

デッドスペースを有効活用する以外にも、あえてフリースペースを設ける際には、生活動線を想像することが大切です。例えば、お子様の勉強や趣味部屋として利用する場合は、子ども部屋の近くにフリースペースを配置することで、お子さまがいつでも自由に出入りすることが出来ます。また、洗濯物を畳む際には、長時間座ることのできる広々とした空間があると、とても役立ちますよね。そのような時は、リビングに畳スペースがあれば家事も捗るのではないでしょうか。また、畳スペースは家事をする時だけでなく、急な来客時に敷布団を置くことができるので非常に便利です。

注意すべきポイント!

住まいに取り入れることで、暮らしの便利度が高くなるフリースペースですが、

空間を設ける際に、注意しておきたいポイントがいくつかあります。

[ 赤松を使用した小上がり ]

〇明るさや冷暖房に気をつける

フリースペースを設ける間取りによって、明るさや冷暖房に気をつける必要があります。明るく開放的なフリースペースを設けたい時には、吹き抜けや大きな開口の近くに空間を配置することも有効です。また、壁で仕切られたフリースペースの場合には、床や壁の断熱や空調などの寒さ対策に気を付けましょう。床に畳や無垢の木を取り入れることで、足触りのひんやり感を軽減することも1つの対策になります。

〇適度にプライバシーを確保する

周囲の環境を気にすることなく、フリースペースを利用することも重要ですよね。そういった場合には、視線を遮るための壁を設けることや、生活音を遮断する防音性も考える必要があります。ヌックの場合だと、壁で空間を仕切ることや、あえて出入口の狭くすることもおススメです。

〇収納や配線を考える

書斎やワークスペースであれば、いつでも本や書類を取り出せるように、使いやすい位置に本棚を設置すると便利です。お子さまのおもちゃを隠すための収納や、来客時に人の目に付きにくい位置に棚を配置するなどの工夫が必要です。また、開口が少なく自然光が入りづらい空間などは、その用途によって照明の数や種類をあらかじめ考えておくことも大切です。

まとめ

[ 緑を眺める無垢の書斎 ]

今回は、フリースペースの種類と注目ポイントについて紹介しました。

住まいにフリースペースを取り入れる際には、普段の生活の中の1コマをイメージしながら、間取りや家具などの配置を考えることが大切です。生活の豊かさにも繋がる大切な空間のうちの1つです。

ぜひ住まいを考える際に、取り入れてみてはいかがでしょうか。

[岡山の工務店 大和建設 羽島のアトリエ]

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