家族の気配が繋がる住まい|間取りのポイントをご紹介!
更新日 2025.12.29

家の中で、ふと家族の気配を感じて、それだけで安心した経験はありませんか。家族みんなが家の中に居ても、それぞれが別のことをしている時間は案外多いものです。同じ屋根の下にいながら、「今、みんな何をしているかな」と感じる瞬間があると思います。家族が常に同じ空間に居る必要はないけれど、声や足音、ふとした気配が緩やかに伝わるだけで、不思議と安心したり、心が落ち着いたりするものです。では、家族の気配が繋がる住まいには、どのような工夫があるのでしょうか。間取りのポイントをご紹介いたします。
1|リビング畳スペース
リビングの一角に設けた畳スペースは、家族が自然と集まりやすい居場所のひとつ。ソファにくつろぐ人、畳に寝転ぶ人、同じ空間にいながら、それぞれが思い思いに過ごせる魅力があります。段差を少しつけることで、自然と空間を分けることができます。視線や気配は繋がりつつ、落ち着けるスペースを設けてみてはいかがでしょうか。


2|吹き抜けのフリースペース
吹き抜けに面したフリースペースは、上下階の繋がりを感じられる場所です。2階で過ごしていても、1階の家族の声や生活音がほんのりと届き、「ひとりだけど、ひとりじゃない」感覚になります。読書やワークスペースとしても使用するなど、家族の気配を感じながら自分の時間を大切にできる空間です。


3|子供を見守るキッチン
キッチンは家族の気配をつなぐ大切な場所。対面キッチンやアイランドキッチンであれば、料理をしながらリビングやダイニング、畳スペースで過ごす子どもの様子を自然に見守れます。子どもに声を掛けやすい距離感は、日々の安心感につながていきます。


4|リビング階段
リビング階段は、家族の動線がリビングを通ることで、自然なコミュニケーションが生まれやすい間取りです。「いってきます」「おかえり」が交わされることで、家族が顔を合わせる機会が増え、意識してなくても、お互いの存在を感じられます。


5|お庭とテラス
室内だけでなく、外とのつながりも家族の気配を感じる大切な要素です。庭やテラスがリビングと繋がっていると、外で遊ぶ子どもや、室内でくつろぐ家族の様子が目に入り、内と外が緩やかにつながります。同じ時間を少し違った場所で過ごす。そんな心地よさが生まれます。


6|吹き抜けの廊下
吹き抜けに面した廊下は、単なる通路として以上の役割があります。歩く音や、ふとした声、明かりの気配が上下に伝わり、家全体がひとつの空間のように感じられます。視線が抜けることで、閉塞感がなく、家族の存在を程よく感じられる場所です。


7|まとめ
同じ空間に居なくても、声や音、視線の先に家族の存在を感じられる。それぞれの時間を尊重し合いながら共に過ごす。そのために間取りを少し工夫するだけで、住まいはぐっと安心できる居場所になります。家族の気配がそっと繋がる間取りを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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