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2025.08.01

夏を快適に乗り切る!暑さに強い家づくり

更新日 2025.08.01

「夏になると、家の中が暑くてつらい」「エアコンをつけっぱなしで電気代が怖い…」などそんな声をよく耳にします。そのお悩み、実は”家づくりの工夫”でぐっと解決できるんです!家を建てるなら、冬の寒さ対策だけでなく、夏の快適性と省エネ性能も考えておくことがとても重要。今回は、設計や性能の工夫で暑さと電気代をダブルで解消する家づくりのポイントをご紹介します!

1|夏の暑さは「日射」と「風通し」にあり!

夏に家の中が暑くなる主な原因は、「直射日光」と「風通しの悪さ」です。特に南や西から差し込む強い日差しが室内を一気に熱くし、熱がこもると夜まで蒸し暑さが続きます。また、風の通り道がうまく確保されていないと、熱気が室内にこもってしまい、体感温度がどんどん上昇。エアコンの効きも悪くなり、光熱費がかさんでしまうのです。

2|「自然の力」を活かした暑さ対策

家の暑さ対策は、間取りの工夫でぐっと改善できます。ここでは、特に効果的な2つの方法をご紹介します。

●風の通り道を設計する

風が通り抜ける家は、それだけで涼しく感じられます。南側と北側に設ける「対角線通風」を意識すると、風が自然に流れる仕組みになります。また、吹き抜けや高窓(ハイサイドライト)を活用すれば、暖かい空気が上昇して抜けていく「煙突効果」も期待できます。こうした設計は、エアコンに頼らず快適にすごすためのカギになります。

●日差しをカットする工夫を取り入れる

夏の暑い日差しは、南側の窓から多く入ってきます。この直射日光をコントロールするのが「庇(ひさし)」や「軒」の役割。太陽の高さに合わせて適切な長さの庇を付ければ、夏の高い日差しは遮り、冬の低い日差しは取り入れる事が出来ます。また、東西の窓から入る日差しは特に強烈なので、窓を小さくしたり、遮熱ガラスや外付けブラインドを活用するのも効果的です。

3|暑さに強くて、電気代のかからない家とは

間取りの工夫とセットで考えたいのが、建物の断熱・機密性能と設備選びです。性能を高めることで、家の中の温度環境が安定し、冷房の効きが良くなるため、自然と光熱費も抑えられます。

●断熱性・機密性を高める

外の熱気が室内に入りにくい家は、冷房が効きやすく、快適に過ごせます。そのためには、断熱材の質や厚み、窓の仕様がとても重要。また、隙間から空気が出入りしないようにする「気密性」も見落とせないポイントです。断熱・気密がしっかりしている家は、エアコンの使用時間や設定温度を下げられるので、省エネにつながります。

●高効率な設備機器を導入する

冷暖房機器や換気設備も、年々進化しています。最新の高効率エアコン熱交換型換気システムを取り入れることで、冷房効率が格段にアップ。結果として、同じ快適さでも電気代を抑えることができるのです。さらに、太陽光発電や蓄電池を組み合わせれば、自家消費でさらに節電につながります。

4|設計段階で「夏」を意識しよう!

実際に家が建ってから「もっと風通しを良くすればよかった」「西日がきつい…」と感じることも少なくありません。暑さ対策や電気代のことを、建ててから考えるのでは遅いんです。家づくりの段階で、・敷地の方角(太陽の動き) ・周辺の風の通り方 ・窓の配置や大きさ などをしっかり考えることで、夏を快適に過ごせる住まいが実現します。また、冷房効率を高めるための性能や断熱についても、設計士や工務店に相談しながら一緒に進めていくことが大切です。

まとめ|”夏に強い家”が、一年中心地よい家になる

「夏の暑さ」と「電気代の不安」は、住まいの工夫でしっかりと対策できます。そしてその工夫は、夏だけでなく、冬の寒さにも効果的に働きます。つまり、暑さに強い家づくりを意識することは、一年中快適で、エネルギーを無駄にしない家につながるのです。これから家づくりを考えている方は、ぜひ「夏の暮らしやすさ」に注目してみてください。ちょっとした設計の工夫が、10年後、20年後の暮らしやすさと家計の差につながります。家づくりは、一生に一度の大切なプロジェクト。夏の快適性+省エネの視点を取り入れて、快適で健康的な夏を過ごせる家づくりを考えていきましょう!

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