更新日 2025.02.01
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家づくりを検討するなかで、新築かリノベーションかで悩まれる方はここ最近増加傾向に傾向にあります。どちらにもさまざまな魅力がありますよね。そこで、今回は新築とリノベーションを総合的に比較していこうと思います。
リノベーションとは?
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まずはじめにリノベーションとは、既存の建物に大規模な工事を施し、性能やデザインを向上させた建物のことです。部分的な工事や模様替えとは異なり、間取り自体を変更したり、耐震性や断熱性を高めるなどの建物の質をあげる工事のことです。リノベーションと似た言葉として、リフォームという言葉をよく聞くかもしれません。一見似ているように思えますが、意味が異なります。リノベーションは、建物の構造を活かしつつ新築と同様または、新築以上の質にすることを言いますが、リフォームは、老朽化した部分を元の状態に戻すなど、部分的な工事のことを言います。
新築とリノベーションを比較
新築とリノベーションのコストを比較すると、一般的にリノベーションの方がコストを抑えれる場合が多いですが、リノベーションの規模が大きくなると新築よりコストがかかる場合があります。下記の表で比較していきます。
新築(注文住宅) | リノベーション | |
初期費用 | △高い | ○低い |
耐久性 | ○高い | △補強工事が必要 |
自由度 | ○高い | △構造により制限があることも |
工期 | △4~7ヶ月ほど | ○物件によっては新築と短い |
新築のメリット・デメリット
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● メリット
1|設計の自由度が高い
リノベーションと比較すると、新築は一からつくりあげるので、間取りの制限がありません。そのため、家族構成や生活スタイルに合わせた設計が可能になります。例えば、家族と一緒に過ごすリビングを広く設けたり、書斎スペースなどの趣味空間をつくったりと自由に部屋の数や広さを考える事ができます。
2|住み心地のよい空間で永く住める
注文住宅は、家族のライフスタイルに合わせた設計ができるため、快適な空間で、永く住み続けられる家を実現しやすくなります。断熱性や気密性が上がるのはもちろんのこと家事動線も自由に決めることが可能になるため、それぞれのライフスタイルに合わせた空間で快適に暮らす事ができます。
● デメリット
1|リノベーション住宅に比べてコストがかかる
住宅の規模にもよりますが一般的には、リノベーション住宅に比べてコストがかかります。新築の場合、建物費用に加えて土地費用がかかってきます。そのため、建物とは別に土地の予算費用も考えなければいけません。最近では、土地価格が高騰しているため、思っていた予算よりオーバーしてしまう可能性もあります。
2|工事期間が長い
新築は、完成までに時間がかかるため、「すぐに引っ越したい」「特定の時期までに住みたい」と考えている人にとってはデメリットとなります。大体新築だと、着工して完成までに4~7か月の期間がかかります。土地探しから引っ越しまでとなると、1年以上かかるのが一般的です。そのため、特定の時期に引っ越しをしたいという人は前もって計画していく必要があります。
リノベーションのメリット・デメリット
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● メリット
1|新築よりもコストを抑えれる
リノベーション住宅の最大のメリットは、新築に比べてコストを抑えれるということです。リノベーションでは土地代を抑えることができます。築年数が古い物件の場合、物件の価格が下がる傾向にあるため、土地代を安くすることが可能になります。また、構造を活かしつつ改修をするので、基礎工事などの費用も抑えることができます。
2|立地の選択肢が広がる
新築に比べて立地の良い物件を選びやすい点もメリットとしてあげられます。新築の場合、まず土地の確保に時間がかかり、人気のエリアになると土地代も高額になります。しかし、中古物件であれば、駅付近や人気のエリア、希望エリアでも手に入りやすいという強みがあります。
● デメリット
1|物件によってはリノベーション費用が高くなる
リノベーション住宅は、物件の状態によってリノベ費用が大きく変わるのが特徴です。特に、築年数が古い物件や規模の大きい物件の場合、予算以上のコストがかかることもあるので注意が必要です。
2|中古物件の状態を見極めるのが難しい
リノベーション住宅の購入には、物件の状態を正確に見極めることが重要です。中古物件は、一見見た目が綺麗でも目に見えない部分が劣化している可能性もあります。例えば、シロアリ被害や雨漏り、カビや配管の劣化などといった専門分野の人でないとわからない部分が多くあります。そのため、中古物件を購入する前に建築予定の工務店などに相談したり、一緒に探してもらうことがオススメです。
新築 or リノベーションに向いているのはこんな人
● 新築
・間取りやデザインにこだわりたい人
・設備や性能が気になる人
・永く住み続けたい人
● リノベーション
・思い出のある物件を快適な空間にしたい
・コストを抑えて家づくりをしたい
・希望エリアや人気エリアに早く家がほしい
まとめ
今回は新築とリノベーションを総合的に比較していきました。それぞれいい点もあれば気をつけなけばいけない点もあります。自身のライフスタイルと希望予算に合わせて決めると理想の住まいづくりを実現できます。ぜひ参考にしていただけると幸いです。
[岡山の工務店 大和建設 羽島のアトリエ]